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『疾走』
『疾走』重松清 星星星



実は1週間くらい前に読み終わってたんだけど、読んだ直後は衝撃というか心が重たくて書く気になれなかった。おかげで今はその時の衝撃すらだいぶ忘れてしまって何を書こうか迷ってる。。人間の記憶は失われるのが早いことを実感。。
          

ほんとに衝撃だった。15歳の、まだ中学生の人生にしては孤独で重くて悲しすぎる話だった。ただ一歩間違えれば誰でもある話しなのかなと思った。最初はどこにでもある幸せな家庭だった。住んでいるところは沖が浜を差別するような少し時代遅れの田舎町だった。すべてはプライドの高い兄が高校生活に失敗し、ノイローゼになり放火するところから不幸が始まった。友達からは赤犬と呼ばれいじめられ、父は逃げ出し、母もしばらくしていなくなり、シュウジは「ひとり」になった。


そんななか心の支えになってたのは転校していったエリだった。彼女はずっと強い「ひとり」だった。シュウジもエリのように強い「ひとり」でいたいと思いじっと耐え生きた。でも東京で会ったエリは弱い「ひとり」だった。他人には強くいれたが、育ててくれた叔父夫婦には強くなれなかったようだ。っていうかこんな夫婦はいるのかと思った。

「あんなのは便所みたいなものだから好きにしていいわよ。」なんて言う人はいるのか?


幸いにも僕は愛情たっぷりで育てられ、周りにもそんな冷たい人を見たことがないので正直ありえなくない?って思った。でも世間にはきっとそんな人もいるのだろう。正直エリの壊れっぷりが1番ショックだった。


ここまで世の中冷たくないよ!なんて思いながらも、一歩間違えればあんな風になることだってあるかもしれないと怖くなった。絶対あんな風にはなりたくないと思った。プラプラせずにしっかり勉強して、ちゃんと就職して、しっかりした意思を持って、道を踏み外さないように生きていこうと思った。平穏な家庭がいいなと思った。


これを読んで思い出したのが、前に読んだ『69 sixty nine』のセリフ。


「世の中には残酷かことのあるて、うちなんか知っとるやろ?ベトナムとか、昔のユダヤ人の収容所とか。でもうちは、わざわざ、そがん映画、作らんでもよかて思う、なぜ映画にせんばいけんとやろか?」


ツラくてひどい世界が案外そのすぐ傍にあるのだとしても、それを直視し続けることは必要だとしても・・・

そればかり見つめすぎて暗くなる必要はない。

やはり大切なのは楽しんで生きることだ!!


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