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2008.02.04 Monday
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『博士の愛した数式』
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2006.01.19 Thursday 16:48
この本はずごくやさしい気分になれた。事故により80分しか記憶がもたない数学博士と家政婦とその息子ルートのお話。数学が1番の博士は、記憶をなくすためあまり人と接しようとしない。余計に数学の世界に入り込んでしまっているのだと思う。人見知りだけど、ものすごくやさしさは伝わってくる。初対面の人(記憶をなくすため誰でも)にはまず、博士なりに気をつかって数字の話をしてくるとことか、不器用な感じがとても愛らしく感じた。
数学をといてる時は邪魔をされると怒るが、相手が子供だと何をしても許される。子供のことを常に第一に考えるやさしいおじいちゃん。ルートが怪我をしたときはうろたえ、家からでることもほとんどないのに、ルートをおぶって病院まで連れて行くところとか、80分しか記憶が持たないにも関わらず、ルートの誕生日をカレンダーにメモしてグローブのプレゼントを買って楽しみにしていたとこなんか、博士がどれだけ子供たちを愛していたかというのが伝わってきて、涙が出た。また博士が朝起きてまずすることが、「自分の記憶が80分しかもたない」というメモを見て受ける絶望というのも悲しかった。記憶をなくすため毎朝、そのショックを受け、毎回泣いているところを想像すると、とても残酷なことだと思った。
もう1回読みたくなるようないい話だった☆
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